■第45回公演内容

■舞囃子 桜川 -さくらがわ-

九州日向国桜の馬場の桜子は、家の貧困を救うために自ら人買に身を売り渡す。あまりの悲しみに心乱れる母親は子を探して旅に出、はたして三年後桜の名所桜川で再会して連れ立って故郷へ向う。子を想う母情を描いた人気曲。


■狂言 仏師 -ぶっし-

御堂を建てた田舎者が仏像を求めに都へ行く。仏師を探し求めているところで現れた都の詐欺師が仏師であると嘘をつく。仏像は翌日までにできあがると言うので、翌日受け渡し場所へ行くと立派な仏像ができあがっていた。しかし仏像の印相が気に入らず、直してもらおうと仏師を呼ぶが‥‥。


■能 鞍馬天狗 -くらまてんぐ-

鞍馬山の僧が稚児を連れ花見に出かけると、一人の山伏が現れ興を妨げた。一人その場に残った沙那王(牛若)に山伏は大天狗であると名のり、兵法を授ける約束をし立ち去った。大天狗は兵法を伝授し、将来の守護を誓い消え失せた。


*引用

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